心筋梗塞でカテーテル手術の治療費と入院期間はどれくらい?

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心筋梗塞の治療として、外科的治療と内科的治療があります。

外科的治療には心臓バイパス手術などがありますが、基本的には内科的に治療が出来ない状態である場合に選択されることが多いです。

冠動脈は主に3本太い動脈があるため、その全てに閉塞が認められる場合や、治療を繰り返し、血管がボロボロになっている場合など、内科的に治療が限界であると判断されたときに外科的治療へ移行します。

内科的治療とは、主に心臓カテーテル治療になります。では、心臓カテーテルとはどのような治療なのでしょうか。

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心臓カテーテルとは

心臓カテーテルとは、動脈を介して心臓の冠動脈までカテーテルを進めていき、検査や治療を行うことをいいます。

動脈は足の付け根にある大腿動脈や、手首の橈骨動脈、肘の裏にある上腕動脈のうちいずれかを選択し、穿刺します。



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心臓カテーテル検査とは

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出典:http://www.worldfolksong.com/

心臓カテーテルでできることは主に検査と治療です。検査とは冠動脈の閉塞があるかどうか調べる検査です。

カテーテルを冠動脈まですすめ、造影剤を注入し、画像をみて閉塞の有無と程度を検査します。

それぞれの冠動脈には番号がついており、♯1~15まであります。また、その他更に細かく分類され名称がついています。

この名称と番号を使用し、血管がどの程度閉塞しているか(50%・90%などの表現)で表します。

例えば「♯2が50%」というと、♯2の血管が半分程度閉塞していた、という結果になります。その結果により治療方針が決定します。

閉塞の程度が軽い場合は、内服で治療しコントロールできる場合もあり、カテーテル治療が必要になる場合もあります。

閉塞している血管が多く、程度が重い場合は外科的治療になることもあります。

費用

心臓カテーテル造影の費用は3割負担で約60000円、1割負担で約20000円になります。

心臓カテーテル治療とは

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出典:http://blog.feuno.com/

心臓カテーテル治療とは主に狭心症・心筋梗塞に対し血管を広げる治療です。

PCI(経皮的冠動脈インターベンション)と呼ばれ、この治療の中にはPTCA(経皮的冠動脈形成術)と呼ばれる治療がありますが、これはカテーテルの先端に収縮した状態の小さなバルーンがついた細い柔軟なカテーテルを、足の付け根・手首・肘の動脈から挿入し、血管に沿って閉塞部位まで到達させます。

そして、バルーンを膨らませ、アテロームを動脈壁に押し付け、血管を拡張させます。

他には、金属のステントを血管内に留置し血管を広げる「ステント治療」や、ドリルやレーザーで削って血管を広げる「ロータブレーター治療」があります。

利点

心臓カテーテル治療を行う利点は、すぐに血管が拡張することです。心筋は酸素・栄養が滞ると、壊死を起こします。

一度壊死すると、心筋は再生することはありません。そのため、少しでも早く血流を再開させることが重要となります。

また、心臓カテーテルは動脈を介して冠動脈までカテーテルをすすめるため、動脈を穿刺しますが、外科的治療に比べるとはるかに侵襲が少ないといえます。

穿刺する部位は足の付け根・手首・肘が主です。

入院期間

心臓カテーテル治療の利点として、低侵襲であることがいえます。そのため、基本的には治療の翌日に退院することが可能です。

各施設によって異なりますが、入院し必要な検査や治療のオリエンテーションを行い、翌日に治療を実施し翌日退院という形をとる施設が多いです。

つまり、問題なく治療がすすめば、2泊3日で治療ができることになります。

費用

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出典:http://nicomachus.jp/

費用は血管の状況により異なります。

閉塞している血管が多く、治療する必要が多い場合や、血管拡張させる点滴などの治療もおこなった場合や、治療後にIABP(大動脈内バルーンパンピング)を使用した場合、治療費が高額になることがあります。

一般的には冠動脈カテーテル治療は3割負担で40~75万と言われています。心臓治療は高額になることがあるため、高額療養費制度が適応になる場合があります。

これは、自己負担額が所得の上限により分類されており、申請すると保険から払い戻される仕組みになっています。

費用に関しては施設のソーシャルワーカーに相談することで詳細を案内してくれるため、相談すると良いでしょう。

また、心臓に特化した専門病院などでは、相談しなくても高額療養制度の申請を進めるように説明してくれる病院もあります。

このような病院ではあとから払い戻される仕組みではなく、自己負担の上限金額を病院に支払うようになります。

心臓カテーテル治療のリスク

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出典:http://tattoo-kesitai.com/

心臓カテーテル治療は1回で終了とはならないことが多くあります。

冠動脈の拡張を行った後は3か月~6か月の間に、その後の経過をチェックするために心臓カテーテル造影を行います。

そして、再狭窄が見つかれば、再度拡張するために治療を行います。また、新たな部位に狭窄が見つかる可能性もあります。

心臓カテーテル治療で血管を拡張させた後も、ステントが留置された場合は、金属ステントに血栓ができやすいため、一生血をサラサラにする薬(抗凝固剤)を内服する必要があります。

また、高血圧を合併している場合は血圧をコントロールする薬、高脂血症をコントロールする薬、後遺症として、不整脈が出現している場合は不整脈の薬など、複数の内服を行う必要があります。

合併症として、動脈を穿刺することによる内出血・血腫形成や、血栓がとぶことによる脳梗塞、または、不整脈の出現などがあげられます。

血管内をみるために造影剤を使用するため、造影剤による腎機能低下がおこり、腎不全になるケースもあります。

特に、心筋梗塞を発症する要因として、糖尿病が挙げられ、糖尿病をコントロールできていないと、腎機能が低下している場合があるため、糖尿病を合併しているひとは注意が必要です。

しかし、合併症はありますが、外科的治療に比べるとはるかに発生頻度は低いといえます。

入院期間も短期間であり、費用も安いという利点があります。

心臓カテーテル治療の予約と緊急の違いについて

心臓カテーテル治療は、心筋梗塞や狭心症の治療に用いられますが、狭心症の症状があり、外来で検査を行い、心臓カテーテル治療が必要であると診断され、予約入院で心臓カテーテル治療を受けることを、「スタンバイ」という表現をします。

この、「スタンバイ」の段階では、心筋梗塞の発作が起きる前であり、心筋壊死が起こっていないことが予想されるため、予後も良好であり、治療の痛みもさほどないといえます。

しかし、心筋梗塞の発作が起こったときは、緊急心臓カテーテル治療を行う必要があり、このときは痛みを生じることもあり、発作が進行している状況なため、早急な治療が必要です。

また、心臓カテーテル治療は基本的には2泊3日で可能ですが、心筋梗塞が発症し、心筋壊死が生じている場合は、治療後に徐々に体を動かす必要があります。

そのため、心臓リハビリテーションを行う必要があり、2週間程度の入院期間になるときがあります。

心臓リハビリテーションを進めていき、トレッドミル検査を行い、心電図に異常がなければ退院となります。

心臓の状態により内服指導や食事指導が入ることもあり、心筋梗塞といっても、心筋壊死の度合いにより入院期間が変わります。

まとめ

心筋梗塞の治療として、心臓カテーテルがあり心臓カテーテルは治療・検査ができます。

心臓カテーテル検査は1泊2日かもしくは日帰りで行うことができ、動脈を介して冠動脈までカテーテルをすすめ、造影剤を注入し、狭窄部位を特定する検査であり、費用は2万~6万程度です。

心臓カテーテル治療は、狭心症に対し予約で行う「スタンバイ」と、心筋梗塞発症後に緊急で行われる場合があります。

心臓カテーテル治療はPCI(経皮的冠動脈インターベンション)と呼ばれ、バルーン拡張するPTCA(経皮的冠動脈形成術)・ステント治療・ロータブレーター治療があります。

カテーテルを冠動脈の狭窄部位まですすめ、風船で膨らませる、金属ステントを留置する、などの方法があります。

入院期間は予約の場合は2泊3日で可能であり、治療翌日に退院することもできますが、心筋梗塞発症後は心筋壊死があるため、治療後に心臓リハビリを行う必要があり、2週間程度の入院になる場合もあります。

費用は、心筋梗塞の範囲により異なり、40万~75万と高額になることがありますが、いずれも高額療養制度を使用することが可能なため、病院のソーシャルワーカーに相談することで、補助を受けることができます。

不安なことや、疑問点は施設に相談すると良いでしょう。

費用も入院期間も心筋梗塞の度合いにより異なり、重症になれば費用も高くなり、入院期間も長くなります。

胸部症状や違和感を感じたときは、早急に医療機関にかかることで費用の負担も少なくなり、回復も早くなることを覚えておくと良いでしょう。

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