認知症の症状を中期・後期・末期3段階進行度に分類して特徴を解説!

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認知症症状は認知症の進行度によって変わってきます。

初期は物忘れが多くなったり、怒りっぽくなったりするのが特徴ですが、認知症の症状が進行していくと特徴などが変わってきます。

ここでは、「中期」「後期」「末期」の3段階の進行度別の症状の特徴や対応策などについてご紹介していきます。

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認知症中期の症状の特徴や対応策

認知症中期の症状の特徴や対応策!

認知症の中期は、個人差や認知症の種類によって違いはありますが認知症の初期症状の後約2~3年続きます。

この時期は、問題行動などが多くなってきます。介護する方も肉体面・精神面で負担が大きくなるため1番大変です。

それでは、認知症の中期にはどのような症状が出るのかその特徴や対応策を見てみましょう。



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認知症中期の症状の特徴

認知症中期の症状は「物忘れ」「抑うつ症」など初期の時の症状にくわえて他の症状も出てきます。

主に特徴的な症状をいくつか見ていきましょう。

見当識障害

日付や時刻、場所などが分からなくなったり、今と昔の区別がつかなくなってしまう症状です。

見当識障害の1番の特徴は、少し前の記憶は混乱してしまいますが、むかしの記憶はしっかり覚えているということです。

徘徊行動

認知症中期になると徘徊行動が目立つようになります。例えば、歩きなれた道でも迷子になったりします。

また、自分の身の回りのこともできなくなり、生活に支障をきたすようになります。

身体や精神が不安定になる

認知症中期になると身体や精神が著しく不安定になります。

特に身体的に不安定になるのが排せつで、失禁したり、トイレ以外で排せつしたりします。精神的には、幻覚を見たり性的な問題行動が現れます。

また、初期で見られた怒りっぽいのがひどくなり、暴言や暴力を振るうこともあります。

特徴的な症状が出る理由

認知症中期にはこのような特徴的な症状が出てきます。なぜこのような特徴的な症状が出てくるのでしょうか。

ここでは、中期の特徴的な症状が出る理由について見てみましょう。

認知症になると、脳の中の神経細胞が急激に減ってしまうため脳が委縮して症状が出ます。認知症の種類によって異なりますが、ゆっくりと進行していく間に脳の萎縮が進んでしまい、中期になると見当識障害がひどくなります。

見当識障害がひどくなると、幻覚を見たり、自分のいる場所が分からなくなったりするなど問題が増えてきます。

しかし、この時期は身体的に出来なくなることは少なく、身体は元気なため徘徊をしたり、暴力を振るったりするようになります。

認知症中期は、介護する方にとっては精神面だけでなく肉体面でも大変な時期です。上手く症状に合わせて対応していくことが大切になってきます。

認知症中期の症状の対応策

このように認知症中期の方を介護するのは、介護する方の負担が大きくなります。

しかし、きちんとした対応をとることによって少しは負担を軽くすることができます。ここでは、認知症中期に良く見られる症状の対応策についてご紹介します。

記憶が思い出せない時

記憶が思い出せない時は、脳に記憶として残っていないことが多いので間違いを指摘したり、非難するようなことは止めましょう。

認知症の方に記憶のヒントになることを話したりするように、相手が話が出来るようにしっかり聞く姿勢をするようにしましょう。

怒りっぽい、大声を出すとき

このような場合自分の気持ちを伝えることができない苛立ちなどが原因として考えられるので、落ち着いて話を聞くようにしましょう。

ただ、暴力を振るったりする場合は別の人に対応してもらったり、本人が落ち着ける環境にしてみると症状が軽くなります。

妄想や思い込みが激しい時

このような場合は否定をしても本人が信じ込んでいると思い込みが強くなり逆効果になるので、否定も肯定もしないでじっくり話を聞くようにしましょう。

話をしてもひどいときは、他の方に介護を変わってもらったり、施設などを利用して環境を変えるようにするといいでしょう。

徘徊をするとき

外に出ようとしている方を止めるのは逆効果になってしまうことがあるので、優しく声をかけるようにしましょう。

それでも外出してしまう場合は、服などに名前を書いたり、GPS機能が付いた携帯などを持って出かけてもらうようにしましょう。

性的行為をするとき

家族から疎まれているなど不安などによって性的行為をすることがあります。この場合、手をつなぐなどの軽いスキンシップをすることで安心することがあります。

また、叱ったりせず他の事へ気をそらせたりするようにしましょう。それでも行う場合は、医師に相談し行動の抑制をはかる薬物療法などをする方法もあります。

このように、認知症中期の方を対応する上で大切なのは本人を否定しないことです。受け入れ落ち着いて話したりすることで介護する方の負担を少なくすることができます。

もし、それでも負担が大きいと感じる場合は、他の方に少し介護を変わってもらったり、施設に預けるなどして負担を軽くするようにしましょう。

認知症後期の症状の特徴や対応策

認知症後期の症状の特徴や対応策!

認知症の後期は、個人差や認知症の種類によって違いますが、認知症の中期症状のあと寝たきり状態へ移るまでの段階のことを言います。

この時期になると問題行動はなくなりますが、身体などに障害が出てくるようになり、介護する方は肉体面の負担が大きくなります。

それでは、認知症の後期になるとどのような症状が出てくるのか、その特徴や対応策などを見ていきましょう。

認知症後期の症状の特徴

認知症の後期なると中期で見られた問題行動は少なくなります。しかし、徐々に身体に障害が出てくるようになります。

認知症後期にみられる主な症状の特徴についていくつか見てみましょう。

失認

自分の配偶者や子供など身近な人の顔が分からなくなったり、目に入る情報の半分しか見えなくなったりします。

顔の表情がなくなる

認知症後期になると脳機能障害が広範囲に進むため、話しかけても反応しなくなったり、顔を動かすことがなくなり表情をなくしてしまいます。

摂食障害

認知症後期になると食事の仕方が分からなくなったり、嚥下障害などが出てくるため、介助されても食事を受け付けることが出来なくなります。

特徴的な症状が出る理由

認知症後期になるとこのような特徴的な症状が出てきます。

なぜこのような特徴的な症状が出てくるのでしょうか。ここでは、後期の特徴的な症状が出る理由について見てみましょう。

認知症後期になると、中期の時よりも脳の中にある大脳皮質の機能が広範囲で失っていきます。そうすると脳機能全体に障害が出てくるようになります。

脳機能全体に障害が出てくるということは、記憶だけでなく食事をすることや表情を作ることが出来なくなったり、飲み込めなくなったり歩けなくなったりなど、身体にも障害が出てくるようになります。

この時期は、身体の動きなどに支障が出てくるので、介護する方は身体的介助に重点を置くようにするのが大切です。

認知症後期の症状の対応策

このように認知症後期になると精神面よりも肉体面で負担が大きくなります。

しかし、ちゃんとした対応策を知っておくと負担を軽減することが出来ます。ここでは、認知症後期の症状の対応策について見ていきましょう。

食事の仕方がわかない時

食事の仕方がわかない時はまず声かけをします。それでも、食事をしない場合は介助するようにします。

介助する際ゆっくり介助することに心がけましょう。早いと上手く飲み込めず誤嚥する恐れがあります。

歩行が不安定な時

認知症後期なると歩行する際左右どちらかに傾いたりすることがあります。その場合、身体を支えるなどの介助が必要です。

また、歩行すること自体困難になった場合は、車いすなどを利用して移動するようにするといいでしょう。

転倒すると骨折の恐れがあり寝たきり状態に速くなってしまいます。

排せつがきちんとできない時

排せつが上手くできなくなった時は、ポータブルトイレやおむつなどを利用するようにしましょう。

また、便で服や壁などを汚したり、便を手でこねたりするときは排便のコントロールができていないので、決まった時間にトイレにくようにしましょう。

半分しか見えていない時

食事などの際半分だけ残してしまった場合は、目で見えるのが半分しかないということなので、食事などを見える側に置くようにしましょう。

その際よく観察し、それでも残す場合は声かけをするようにしましょう。

家族の顔を認識できない時

家族の顔を認識できなくなった場合は、間違ったことを言っていても否定をせず相手の話を受け入れるようにしましょう。

否定すると混乱してしまうことがあるからです。

このように、認知症後期になると精神面だけでなく肉体面でも出来なくなることが多くなります。日々様子を確認してできないことを介助していくようにしましょう。

また、この時期は「誤嚥」「転倒」など身体的に不自由になって起こるケガなどが多くなるので注意するようにしましょう。

認知症末期の症状の特徴や対応策

認知症末期の症状の特徴や対応策!

認知症の末期は、個人差や認知症の種類によって違いますが、後期から寝たきりになりなくなるまでのことを言います。

この時期になると身体面での介護がメインになってきます。

それでは、認知症末期になるとどのような症状が出るのかその特徴と対応策を見ていきましょう。

認知症末期の症状の特徴

認知症末期になると、後期の時よりも身体に障害が出てくるようになります。認知症末期の特徴的な症状について見てみましょう。

身体機能の低下

立ったり座ったりすることが困難になり寝たきりの状態になります。

また、食べ物を飲み込むことや排せつなど出来なくなるため、体の状態に合わせて介護をする必要があります。

特徴的な症状が出る理由

このように認知症末期になるとこのような特徴的な症状が出てきます。なぜこのような特徴的な症状が出てくるのでしょうか。ここでは、末期の特徴的な症状が出る理由について見てみましょう。

認知症後期の時より末期になると脳の萎縮が進行します。そうなることで、後期よりもさらに脳機能全体に障害が出るようになります。

脳機能全体に障害が出ると、歩行が出来なくなったり、食べ物を飲み込むことが出来なくなったりするようになります。

この時期になると介護する方は、精神面より肉体面の負担が大きくなります。周りの方の助けを借りながら介護していくようにしましょう。

認知症末期の症状の対応策

この時期になると後期よりもさらに肉体面での負担が大きくなります。きちんと対応策を取ることで負担を軽減することができます。

ここでは、認知症末期の症状の対応策について見ていきましょう。

食事がとれない時

口から食事が取れる場合はミキサー食やとろみをつけるなど誤嚥しないような食事にするようにしましょう。

また、口から食事がとれない場合は、胃や鼻からチューブを通して栄養が取れるようにする方法もあります。

排せつができないとき

体が動かなくなるとトイレに行って排せつすることが困難になるので、オムツを使って排せつしてもらうようにします。

寝たきりになると腸の動きが悪くなり便秘になることがあるので、注意するようにしましょう。

寝たきりになった場合

寝たきりになると自分で寝返りをすることが出来なくなります。そうすると褥瘡ができるのでそうならないためにも、身体を同じ位置で長時間固定しないように体を傾けたりしましょう。

このように認知症末期になると精神面だけでなく肉体面でも出来なくなることがさらに多くなります。

その時の状態を見ながら、その人に合った介護をするようにしましょう。

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