脳出血でのリハビリの入院期間は?急性期を過ぎてからの回復方法3選

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脳出血を発症するとその出血の程度によって半身の運動麻痺になったり嚥下や構音の障害や感覚障害が出たりします。そして、そのままの状態で放置しておくようなことがあると筋萎縮や疼痛、関節拘縮などの二次障害が出る恐れもあります。

そのようなことにならないために入院をしてリハビリを行ないますが、その期間はどれくらいになるのでしょうか。そのような点についてご説明します。

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発症直後の急性期病院での入院

発症直後の急性期病院での入院

出典:http://www.ikeda-reha.or.jp/

脳出血を発症すると、急性期病院などに運ばれます。そしてMRIなどの検査を急性期病院で実施し、脳出血の状態を詳細に確認した後に適切な処置を施すことになります。多くの事例では、発症直後に意識の混濁や排尿障害などがあって症状としては激烈です。急性期病院ではこのような症状にあわせて全身状態の管理を主に行います。

急性期の病院には、1ヶ月ほど入院する場合が多いようです。この間にもリハビリが行われる場合もありますが、1日20分程度でとどめます。それは、先述したように全身状態が発症直後で安定していないという方が多いためです。

症状としては、積極的に麻痺した筋肉を動かしたり、立ったり歩いたりすることができない場合が多いのです。



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回復期病院でリハビリ

回復期病院でリハビリ

全身状態が急性期の病院などで安定して、リハビリを積極的に実施してもリスクが少ないような状態になった方は、回復期病院への転院を行ないます。この時に症状が軽い方は、そのまま退院して自宅に戻られる場合が最近は増えているようです。

回復期病院というのはリハビリ病院としての治療をする場合が多く、運動を積極的にするようなリハビリが実施されます。脳出血を発症してから1か月以降になると本格的にリハビリがスタートします。

内容としては、リハビリを1日に3時間程度で最大約150日、5ヶ月程度実施しますが、重度者の場合には180日間ほどに渡って実施しますので、入院期間も伸びます。一般的には、理学や作業、言語などのリハビリを1日3時間までその方の症状に応じて必要な内容が組み込まれた内容となります。

回復期病院でのリハビリの内容

回復期病院でのリハビリの内容

回復期病院でのリハビリは、基本的に自宅復帰を原則としています。内容としては、入浴動作で浴槽を跨いで湯船に浸かるとか、トイレ動作で自分でズボンを下げて、用を足して拭くなどです。また、洗面動作や更衣動作、屋内外での歩行訓練などです。

このような日常生活で必要なあらゆる動作が自分で行えるかどうかを確認して、必要な場合にその動作を実施できるように、動作自体を工夫してできるようにしたり足を鍛えたりするようなリハビリが実施されます。

回復期病院での平均入院期間

回復期病院での平均入院期間

出典:http://www.yoshikawa-hp.or.jp/

脳出血の方の平均的な入院期間は、おおよそ3か月です。国によって決められた最大の入院期間は、150日から180日で5ヶ月から6ヶ月になります。機能的な回復期間は、予後予測として発症後6ヶ月までが最大と言われていることが元となって、入院期間も定められているようです。

しかし、後遺症が軽症の方で問題が自宅に帰ってもないような方は、2週間程度で退院する場合もあります。後遺症が重度な方や自宅で介助者がいなかったりとか、いたとしても高齢な介助者などの場合、またさまざまな事情でリハビリ施設などに通えない方などは、自宅に帰ってからの生活にも困難なものが予想されます。そのような方は、リハビリ期間の最大まで入院することができ、その間で回復の最大限を図ります。

このように脳出血を発症すると、およそ1ヶ月間、急性期病院で入院し、平均3ヶ月程度、最大でも5ヶ月から6ヶ月間、回復期病院で入院します。そして退院後には、自宅やデイサービス・デイケアでのリハビリや訪問リハビリを継続します。最も多いのは、発症してから自宅に帰って来るまでの期間がおおよそ4ヶ月程度です。

そして、それ位の期間が経つと病態の変動も少なくなって機能的な回復も落ち着くようです。

脳出血で起こる疾患

脳出血で起こる疾患

脳出血は、脳の血管が破れて脳の内部で出血することをいうのですが、その原因としては高血圧であることがよく知られています。出血が脳に起きると吐き気や頭痛がはじめに生じます。部位によって脳は担う機能が違っていますので、様々な症状がみられるのですが以下のような症状があります。

例えば、被殻出血という場合には、片方の手足の麻痺や痺れ、視野の半分がみえなくなる状態や失語症となります。橋出血では、高熱や意識障害、目玉が小さくなったり、呼吸がしにくくなったり、両方の手足の麻痺が起きます。

上記のような症状は一部ですが、このような症状が出たような場合には、専門的なリハビリテーションを出来るだけ早い時期から実施する事が重要です。

急性期を過ぎてからのリハビリ回復方法

リハビリは、専門的なものを早くから実施することで、元の生活に再び戻ることができる可能性が高くなります。

リハビリで近年研究が進んでいるものも含めると次のようなものがあります。

①神経筋促通法のPNF法やブルンストローム法、ボバース法

神経筋促通法のPNF法やブルンストローム法、ボバース法

手足などをスムーズに人が動かすことができるのは、運動を目的どおりに行う神経や筋力をどの程度、発揮すればよいかを感知したりする神経などの情報がさまざまに連動しあうことでできているのです。

しかし、それらの情報を脳出血によってうまく伝達することができなくなるとさまざまな運動だけでなく、日常的な座るや立つといったような動作も行うことが困難となります。そのような機能を神経筋促通法のPNF法やブルンストローム法、ボバース法などの方法では、元々できていた情報の連動を手技などを用いて再獲得するというリハビリを行ないます。

そして、感覚刺激や特定の筋肉の収縮などを繰り返して訓練を行ないます。

②認知運動療法

認知運動療法

これは、脳の機能を想定したリハビリ手法です。

人は、一定の認知過程を運動をする際には経ると言われているのですが、例えば雪や雨の日の路上を歩く時には、滑りそうだということを知覚します。そして、以前に歩いた記憶をたどりながら足下に注意を向けて慎重に歩く方が良いと判断をします。歩く場合には転ばない歩き方を考え判断して行うのです。

このような学習が歩くという行動にも関連していると想定しています。そして一連の過程が必要であるという考えに基づいてこのリハビリを行ないます。麻痺が手足にあるのであれば、最もどの点が問題であるかを見極めて、その過程を運動を再獲得するために学習するという訓練を実施するのです。

③機能的電気刺激

機能的電気刺激

筋肉を人が動かそうとする時には、電流の微弱な変化が筋肉の中で起こります。コンピューターでそれを察知して、動きなどを補助しようとするリハビリがあります。人工的に麻痺のある手足に電気を流して、電気の力をかりて動きやすくし、機能としての本来の役割の肩代わりをさせるものです。

主には、歩行目的の動きに対するものが多く、電極を必要な筋肉につけて歩行の手助けをするのです。コンピューターによって電極への刺激を制御するようにします。このような治療の方法は、安全面を十分に考慮して専門医が行うことが必要です。

しかし、機械を使用するような先進的なリハビリでは、さまざまな動作の練習を地道に反復して行いながら、適時機械によるリハビリも取り入れるというやり方が望ましいとされています。運動方法を学ぶ時にも機械だけに頼るのではなく、あくまでも補助的な手段として取り入れることが大切であるとされています。

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