喘息とタバコの関係!最悪の相性である絶望的な理由とは?

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愛煙家にはすみませんが、はっきり言わせていただければ「百害あって一利なし」です。

タバコの煙にはニコチンやタールを筆頭に4000種類以上の化学物質が含まれており、喫煙者自身はもちろん周囲の人たちにも受動喫煙の害をもたらす副流煙の害が明らかになっています。

副流煙とは、タバコを吸ったあとに吐き出される煙ですが、実際に喫煙者が吸いこむ主流煙よりも有毒性が高いと言われており、問題となりました。最近は、副流煙の被害を減らすべく、公共の建物や市街地などでの禁煙が広がっています。

健康な人の健康にも害をもたらすタバコが、気管支疾患や喘息患者の呼吸器にどんな影響を与えるかを考えるまでもなく、タバコと喘息の相性は悪そうです。

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タバコの悪影響

タバコの悪影響

喫煙の健康に及ぼす影響については、様々な研究が行われており、肺がんや慢性呼吸器疾患などの原因となりうることが証明されています。

タバコの煙に含まれる化学物質は4000種類以上、そのうち発がん物質は60種類になります。これだけでも十分な数ですが、喘息患者にとっては、タバコの有害物質を吸入することで喘息の発作が誘発され、気道粘膜の炎症が引き起こされるのです。

タバコの煙に含まれる有害物質が気管支内の繊毛と呼ばれる細い刷毛にダメージを与えることもわかっています。

繊毛は異物が身体の中に入り込むのを防ぎ、異物を排除する役割を担っていますので、繊毛がダメージを受けてしまうと異物が体内に侵入しやすくなり、気管支炎・咳・痰などの原因となります。

一般的に、喫煙は肺の防御機構を阻害し、免疫能を弱めると言われています。このことは、喫煙者の血中T細胞の数が非喫煙者にくらべて低下していることからも明らかです。さらに、タバコの影響は肺だけに留まりません。タバコの影響で免疫機能で重要な役割をするリンパ球の機能だけでなく数も低下する可能性も示されています。

喫煙は循環血液(末梢血)から肺局所(肺胞腔内)への好中球の動員を促進し、この過程で気管支の血管透過性を更新させると考えられています。



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喘息患者が喫煙で受ける悪影響

喘息患者が喫煙で受ける悪影響

タバコの悪影響は健常者でも喘息患者でも同じですが、上述のような影響以外にも喘息症状を悪化させる要因は多数あります。

アレルギーを引き起こす抗原などの特異的刺激や、薬などの化学的刺激、温度差などの物理的刺激などの非特異的刺激に対して気道が収縮する性質を気道過敏性と呼びますが、タバコは気道の過敏性を亢進させます。

過敏になってしまうことで喘息症状が起こりやすくなります。また、タバコが肺がんや慢性閉塞性肺疾患COPD(肺気腫や慢性気管支炎)の原因となることが多くの調査研究で明らかになっています。

米国の疫学調査によれば喘息も含めたCOPDによる死亡のうち、男性85%、女性で64%に喫煙が関与していると試算されています。喫煙者のCOPDによる死亡率は非喫煙者の約10倍になるとも言われており、喘息患者がこのような病気を併発することは、いっそうの重症化や死亡リスクの増加を招きます。

喫煙は肺の機能を低下させるので、喘息患者がタバコを吸うと喘息の症状は重くなります。さらに習慣化した喫煙は喘息の治療の効果が出にくくなり、最悪は「喘息死の危険性を高めてしまいます。

タバコが喘息発作を引き起こし、発作を繰り返すたびに発作が重くなってしまい、薬の使用量が増えることにつながります。

喘息吸入薬もタバコがあると効果激減

喘息吸入薬もタバコがあると効果激減

喘息の薬としては吸息ステロイド剤が一般的に使われますが、喫煙がこのステロイド薬の効果を抑制してしまうため、さらにステロイドの使用量が増えることになります。ステロイド薬の使用量が増えれば、薬の大量摂取による窒息死の確率まで高めてしまい、結果として喘息死のリスクが高まるのです。

タバコと喘息の組み合わせが最悪であることは疑問の余地なしと言えるでしょう。

日本人の喫煙率は年々減少しているので、喘息で苦しんでいる人がタバコに手を出すことは多くないだろうと思っていましたが、以外にも日本の喘息患者の喫煙率は29%と、諸外国に比べても高いようです。

喫煙喘息患者は肺がんや心血管系合併症による死亡のリスクが高い上、喘息患者の喫煙率と死亡率の調査からは、喫煙者の死亡率が非喫煙者と比較して明らかに高いことがわかっていますので、喘息患者にとっては健常者以上に禁煙が重要な意味を持っています。

タバコを吸う喘息患者の人は治療の一環として禁煙に取り組んでほしいものです。

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